「新年度の始まりによせて」

校長   村井 雄一

 

暖かな日差しと心地良いそよ風がもたらす春の香りが、大いなる期待とともに、これから始まる素敵な1年を予感させます。お子様のご入学、ご進級、誠におめでとうございます。

令和7年度の銭亀沢中学校は、新入生13名を迎え、全校生徒30名と全教職員20名の新しい体制でスタートしました。今年度も銭亀沢中学校は、連携・協働を大切にしながら全教職員が一つのチームとなり、「子供を主語」にする教育活動の実現に努めて参ります。これまでと変わらぬ保護者・地域の皆様の本校教育活動へのお力添えをいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今の子供たちが社会に出て活躍するおよそ10年後は、多様性が増し、互いの人格や個性を尊重し合い、相互に認め合えることが一層必要な社会になると言われています。そのような社会の中で、しっかりと地に足をつけ、自分らしく、そして力強く生きていくためには、次のような資質・能力が求められます。

 

 
・「自分の良さや可能性を認識する」  

・「自ら先を見通し、考え、選択し行動する」 

・「あらゆる他者を価値のある存在として尊重することができる」

・「多様な人と協働することができる」

 

これらを踏まえつつ、日々、子供たちと真摯に向き合う本校教職員の思いや願いを受け止め、今年度の重点教育目標を次のように設定しました。

 


【令和7年度 重点教育目標】

 

「確かな学びを通して、良さを磨き自らを高める生徒の育成」

 

これまでのように、生徒一人一人のニーズに基づく確かな学びを土台としながら、生徒個々がもつ良さや強みを引き出し、それを「自分の素晴らしさ」として実感させ、意欲的に自らの可能性や能力の伸長に力を尽くす生徒を育成します。

また、その基盤となるご家庭との連携を一層深め、地域の皆様の応援をいただきながら、一人一人の子供たちの健やかな成長を支えてまいります。

 

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。